2025/06/07

Taiwan Today

文化・社会

台湾文化センターで「文化の境界を越える霹靂布袋劇」展示会を7/29まで開催

2024/06/25
日本の東京にある台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが霹靂国際多媒体と共同で、「伝統文化の継承と発展 文化の境界を越える霹靂布袋劇」展示会を20日から開催している。(文化部サイトより)
文化業務を担う中央省庁・文化部の日本における出先機関、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと霹靂国際多媒体股份有限公司(以下、霹靂社)が共同開催する「伝統文化の継承と発展 文化の境界を越える霹靂布袋劇」展示会が20日、台湾文化センターで開幕し、初日から「霹靂布袋戯」のファンが大勢駆けつけた。「布袋戯-ボテヒ」はハンドパペットを用いる台湾の伝統的な人形劇。
 
会場には「布袋戯」の古典的な人形、「金光偶」(戦後発展した派手さを増した人形。新たな演出方法や新キャラクターが登場した)、現在の「電視偶」(テレビ用に改良された大型の人形)が展示され、台湾における「布袋戯」の100年間の変遷が見て取れるようになっている。また、台日合作で生み出された映像企画、武侠ファンタジー人形劇の《東離劍遊紀(Thunderbolt Fantasy Project)》も紹介。さらに宝塚歌劇団の第三回台湾公演で星組が舞台化した異次元武侠ミュージカル『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』の舞台衣装なども展示されている。7月29日まで。
 
開幕にあたって20日に開かれた記者会見には謝長廷駐日代表(=大使)、《東離劍遊紀》を制作した霹靂社の黄亮勛総経理(=社長)、株式会社ニトロプラスの小坂崇氣社長、株式会社グッドスマイルカンパニーの安藝貴範会長、原案・脚本・総監修の虚淵玄氏(ニトロプラス)が出席。オープニングでは2人の人形遣いが各タイプの人形を操演。映像と音楽も加わり、集まった人たちを台湾における「布袋戯」の歴史に誘った。
 
初日午後には、《東離劍遊紀》の生みの親とも言える霹靂社の黄総経理とニトロプラスの虚淵玄氏が対談。創作の苦労や裏話を披露すると共に、台日合作の経験を共有した。
 
展示スペースは「台湾の心」と「文化の橋」の2コーナーに分けられている。「台湾の心」では霹靂社による「布袋戯」の代表的なキャラクターである「素還真」、「一頁書」、「葉小釵」のほか、生・旦・浄・末・丑・雑といった古典的な人形が展示されている。「文化の橋」コーナーでは、《東離劍遊紀》の撮影に使用した人形、宝塚歌劇団による『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』の舞台衣装などを見ることが出来る。
 
 

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